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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
2007/05/23 (Wed)
02:11:04
※真葛注意(あれだけ書いててまだ書き足りんのか……)
「やっと来やがったな」
吸いかけの煙草を足許に捨てて、八つ当たるようにその火を踏み消した。
「珍しいですね。貴方の方から現れるとは」
「御託はいい」
「――何か、用でも?」
「なきゃわざわざ来るか」
「なるほど」
用件も彼の機嫌も意に介さずに受け流す。
葛西は彼との距離を詰めるとおもむろに胸倉を掴んで恫喝するように尋ねた。
「誠人に何しやがった」
少しだけ、驚きが真田の顔に出る。
「貴方は、知らなくていいことですよ」
「はぐらかすんじゃねぇ」
「彼の、内側の問題だ。私に八つ当たるのは見当違いだよ」
「何だと?」
「貴方にだって責任がないとは言えないのじゃないかね?」
放したまえ。
短く告げてやんわりと腕を解く。
ネクタイを緩めながら、彼は自分の煙草に火を点けゆっくりと語り出した。
甘い香りが漂い出す。
それが、葛西の神経を逆撫でた。
「彼は、自分で思っていた以上に必死だったようだな。そして――夢を見せられていると何処かで自覚しながら目を瞑り続けていた」
「…………」
「無から有は生まれない。例え夢でも見るには代償が要る」
「だから何だ」
「彼は――無自覚なままその対価を払い過ぎてしまったようだな」
あの惨状は、ならば気付けずに止められなかった自分にも責任があると言うことか。
「そうじゃない」
しかし、見透かしたように否定される。
「夢は、ずっと見続けていられるものじゃない。いつか醒めるものなんですよ」
「解るように言え」
「彼は、夢を見続けていられない自分に気付いてしまった。ただ――それだけのことだ」
だから。
「貴方が気に病むことではない。ただ私を恨むことで貴方が自分を見失わずに済むなら好きにしたまえ。貴方まで自分を見失ったら彼ももつまい」
知ったような科白がいちいち気に障る。
なのに。
「前に、言いませんでしたか?」
伸ばされた手が顎を捉えた。
「貴方のそういうところ、私は…嫌いじゃないですよ」
奪われた唇。
止められた思考回路。
「早く帰りたまえ。貴方は今ここにいるべきじゃない」
耳元に甘い囁き。
鼻先を掠めるバニラ・フレーバ。
遠ざかる足音。
取り残された自分。
遣り場のないものをどうにかしようとして塀を思い切り殴りつけた。
指先の痛みが苛立ちを鎮める。忌々しさを無理矢理押さえ込む。
「馬鹿野郎……」
誰にでもなく吐き捨てた。
腹の底から込み上げてくるこの感情が今まで気付きもしなかった自分への戒めなのかと考える。
それはひどく苦々しく。
喉の奥をひりひりと焼くのだった。
to be continued......
――のわけはなく。
真久保の第二部の番外編みたいなもの。書きたいのはこんな会話ですよということで。マジで真葛です(そんなばかな)。
真葛原稿中です。3本目です。
でも今日はもう眠いので寝ます。3時までに寝る習慣をつけたいと思うこの頃です。
土曜日休みならオフ会もしやすいのではと企み出したりしています。
だれか…特に久しくお会い出来ていない方とか。
土曜日空いているので――なんてお誘いうぇるかむです。
あ゛ー…おのれ、今年は仕事な分当日余計なこと考えなくて済むかと思いつつ。
情宣やらでしきりら口にしなきゃならんその日付が忌々しくって忌々しくって仕方ねぇ。
やはり今年も忌々しい日であることに変わりなく。
こうふつふつとさ…ブラックな状態に陥りそうで嫌なんですよ。ほんと煙草に手を出していないのはいいがカフェイン中毒症状が出るまで紅茶やらコーヒーやら飲み続けるからマズイよねほんと。
さっさと風呂入って寝よう。
あ゛ー…忌々しいったらねぇ。
「やっと来やがったな」
吸いかけの煙草を足許に捨てて、八つ当たるようにその火を踏み消した。
「珍しいですね。貴方の方から現れるとは」
「御託はいい」
「――何か、用でも?」
「なきゃわざわざ来るか」
「なるほど」
用件も彼の機嫌も意に介さずに受け流す。
葛西は彼との距離を詰めるとおもむろに胸倉を掴んで恫喝するように尋ねた。
「誠人に何しやがった」
少しだけ、驚きが真田の顔に出る。
「貴方は、知らなくていいことですよ」
「はぐらかすんじゃねぇ」
「彼の、内側の問題だ。私に八つ当たるのは見当違いだよ」
「何だと?」
「貴方にだって責任がないとは言えないのじゃないかね?」
放したまえ。
短く告げてやんわりと腕を解く。
ネクタイを緩めながら、彼は自分の煙草に火を点けゆっくりと語り出した。
甘い香りが漂い出す。
それが、葛西の神経を逆撫でた。
「彼は、自分で思っていた以上に必死だったようだな。そして――夢を見せられていると何処かで自覚しながら目を瞑り続けていた」
「…………」
「無から有は生まれない。例え夢でも見るには代償が要る」
「だから何だ」
「彼は――無自覚なままその対価を払い過ぎてしまったようだな」
あの惨状は、ならば気付けずに止められなかった自分にも責任があると言うことか。
「そうじゃない」
しかし、見透かしたように否定される。
「夢は、ずっと見続けていられるものじゃない。いつか醒めるものなんですよ」
「解るように言え」
「彼は、夢を見続けていられない自分に気付いてしまった。ただ――それだけのことだ」
だから。
「貴方が気に病むことではない。ただ私を恨むことで貴方が自分を見失わずに済むなら好きにしたまえ。貴方まで自分を見失ったら彼ももつまい」
知ったような科白がいちいち気に障る。
なのに。
「前に、言いませんでしたか?」
伸ばされた手が顎を捉えた。
「貴方のそういうところ、私は…嫌いじゃないですよ」
奪われた唇。
止められた思考回路。
「早く帰りたまえ。貴方は今ここにいるべきじゃない」
耳元に甘い囁き。
鼻先を掠めるバニラ・フレーバ。
遠ざかる足音。
取り残された自分。
遣り場のないものをどうにかしようとして塀を思い切り殴りつけた。
指先の痛みが苛立ちを鎮める。忌々しさを無理矢理押さえ込む。
「馬鹿野郎……」
誰にでもなく吐き捨てた。
腹の底から込み上げてくるこの感情が今まで気付きもしなかった自分への戒めなのかと考える。
それはひどく苦々しく。
喉の奥をひりひりと焼くのだった。
to be continued......
――のわけはなく。
真久保の第二部の番外編みたいなもの。書きたいのはこんな会話ですよということで。マジで真葛です(そんなばかな)。
真葛原稿中です。3本目です。
でも今日はもう眠いので寝ます。3時までに寝る習慣をつけたいと思うこの頃です。
土曜日休みならオフ会もしやすいのではと企み出したりしています。
だれか…特に久しくお会い出来ていない方とか。
土曜日空いているので――なんてお誘いうぇるかむです。
あ゛ー…おのれ、今年は仕事な分当日余計なこと考えなくて済むかと思いつつ。
情宣やらでしきりら口にしなきゃならんその日付が忌々しくって忌々しくって仕方ねぇ。
やはり今年も忌々しい日であることに変わりなく。
こうふつふつとさ…ブラックな状態に陥りそうで嫌なんですよ。ほんと煙草に手を出していないのはいいがカフェイン中毒症状が出るまで紅茶やらコーヒーやら飲み続けるからマズイよねほんと。
さっさと風呂入って寝よう。
あ゛ー…忌々しいったらねぇ。
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