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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
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2019/10/23 (Wed) 20:28:15
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2011/04/04 (Mon) 00:51:04
※思いついた部分だけ書き止め



 自分の無力さを思い知る。
 痛みを、想いを、繋がることで少しでも共有できたらなんていう考えが、幻想でしかないことも知っていた。
 けれど。
 触れずにいられないほどには不器用すぎて。
 頑なに独りで抱えようとする様に、手を伸ばさずにはいられなかった。
「――…僕は」
 搾り出すような声。
 何かを、必死に堪え、紡ぐ。
「僕は、今程自分が無力だと思い知らされたことはない」
「榎さん……」
「悔しいと思ったこともない」
 自分を抱き締める腕の力が少し強くて苦しいと、ぼんやり他人事のように感じながら中禅寺は返す言葉を探していた。
 いろいろな感覚が麻痺しきってしまっていて、応える言葉を見つけるのに矢鱈と時間がかかっているような気がする。
「彼方の、所為じゃない」
 制服越しに伝わる体温は卑怯だと思った。
 箍が、緩みそうになっているのが、解る。
 無意識に、堪えるように彼の制服を掴んで。
 零れそうになる想いを堰き止めようと足掻く。
 背中を優しく二度叩かれた。
 そして――箍は、今度はひどく呆気なく、彼の手で外されてしまったようだった。
 



-------------------------

 こんなかんじでなんか青臭くて若気の至り的な、学生時代の榎中小説『刹那の刻印』がスパコミ合わせの新刊になるハズ。

 サンプルが先とか…え゛? 

 あれです。
 絵師さんらが表紙を先に描いてupして後には引けなくなりましたよ原稿頑張るよ、と自分にプレッシャかけようとするのと多分似たような心理です。はい。

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2010/08/11 (Wed) 01:26:20
●お休みです。
 明後日から実家に帰ります。

 ごめんなさい新館の誕生日は放置です。
 その代わりに明日帰宅したら新館誕生日絵茶を開催します。一応京極。
 入退室は御自由にどうぞ。23時からスタートです!



●包丁で指を切った。久し振り。
 たまねぎ切ってて第2関節? の皮膚を掠めた。血がなかなか止まらぬ……。

 明日のお弁当はカツどんです。鶏笹身のカツでカツどん。
 この前生徒が食べてて美味しそうだったから自分で作った。基本的に食べたいものは自分で作る。
 最近のブームはごぼう。
 ごぼうまいよごぼう。
 たのかおりたまらん。きんぴらは神。



●国旗のファスナーアクセがめごくてついいろいろ集めたくなってしまう。
 今回再入荷発見して、ルートとフェリとアルとアーサーとフラ兄と、国旗としては可愛さにかけるんだけど私的ブームに逆らえずハプス家買ってしまった。
 親分のが欲しいけどないんだよぅ(泣)



●眠い。


 いつも拍手ありがとうございます。
 浮気してばかりでごめんなさい。いいかげん京極のスイッチ入って下さいってかんじですね、判ります。

 がんばります……。

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2010/05/11 (Tue) 03:56:23
▼唐突にあっという間劇場。書きたいシーンだけ書き逃げるぜ!


「……起きたか」
 耳に善く馴染む低い声。
 ぼやけた視界。
 滞る思考。
「まったく、そんなんじゃ終戦まで体がもたないだろうが」
 声の方へ視線を投げてみた。
 影は、ゆっくりと此方へ歩み寄って――立ち止まり、そっと手を伸ばして額に触れる。
 仄かに香る煙草の匂い。
 何処か、懐かしい気がして目を閉じた。
「まだ、熱がひどいな」
 知っている。
 けれど、違う。
 この男は彼じゃない。
 あの人が此処にいるはずがない。
 彼は。
「     」
 口を開く。
 乾ききっている所為で言葉が出ない。
「いいから黙ってろ」
 冷たい言葉。
 なのに何故か温かい。
 頬を何かが伝い落ちる。
 感情の制御が上手く出来ていないらしい。
「……世話の焼ける人だなまったく」
 ベッドの端に腰を下ろし。
 そっと、脇に手を入れ自分を抱え起こし。
 少し乱暴な仕草で抱き寄せられて。

 心臓の音を間近に聞かされた。

 あの人とは違う、けれど優しい体温。
 記憶とは違う、けれど耳に馴染む鼓動。
 懐かしい記憶。
 愛おしい、錯覚。
「――…ッ」
「いいから、構わないから泣いてろ。俺相手に今更強がることもないだろう?」
 生温く湿る襯衣。
 言葉より先に溢れ出るものは。
 閉じ込めて奥深くに眠らせて、耐えて耐えて耐えて耐えてその分焦がれたあの人への想い。
 信じたくなどないのに絶望的な現実が。
 確実に、自分を蝕む気配を感じていた。


 ---------------------------------------
  いつか本に書き下ろされるハズの話
 ---------------------------------------


 郷中ぷまいです。
 こいつらは足し算がいい。足し算なのに雰囲気がアダルティなのがいい。

 突発郷中劇場でした。
 戦時中榎さんと離れて、それでも再会を信じて大佐の嫌がらせ(性的な)とかいじめ(精神的な)とかに耐えて。耐えて耐えて耐え続けて。
 うっかり、榎さんの船が沈められたらしい報を耳にしてしまって。
 絶望の意味を知って。
 行き続け意味を見失って。
 耐える意義を見つけられなくなって。
 それでも。
 希望を捨て切れなくて。
 約束を信じて惰性で生きて。
 時々ココロの報が悲鳴をあげて。
 でも自分じゃどうにも出来なくて。

 そんな時にいつも郡治はふらりと現れるといい。
 秋彦の、精神的にもうこいつマズイだろってタイミングでいつも現れて。
 秋彦の強がりの仮面を剥いで。
 ガス抜き(弱音とかそういうものですよえろす的な意味じゃないよ)をさせてやって。
 そんなかんじに壊れそうな秋彦を上手くコントロールしてやってたのが郡治だとたいそう萌えるんですけどみなさんどうですかそれって郡治に夢見すぎですか?(いや見まくってるのは解ってるよ解ってるけど萌えるんだから仕方ないじゃない!!)

 ってのを無性に書きたくなって書いただけの草稿です。
 同志求ム。
 郷+中(郷+京でも勿論いい)いいですよね郷+中!
 足し算推奨。コンビ最高。
 あ゛ー…郷中もっと増えればいいのに。
 誰か漫画描こうよ漫画。ネタがないならチャットで語り合おう! 萌えを語り合ったらきっと描きたくなるはず(それどんな呪いだ)。

 ということで風呂入って寝ます。
 最近へたーな話ばっかしてますが(同人誌もそっちばっか投資してますが)、ちゃんと京極も萌えてんだよ!
 堂明もネームだけ切ってあるやつとかあるんだよなー…お蔵入りフラグ。
 青益も書きたい。益田っ……!



●ところでトリックの映画みたいです。
 木曜日のレイトショーかなぁ…うーん。
 コナンもっかい見たいけどおっちゃんがネック。
 でもほんと…キッドとコナン仲良すぎて吹く。あれはいいホイホイ。
 

  

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2010/04/15 (Thu) 14:30:41
●唐突に思い立って高崎に向かう電車の中にいたりします。だって…漫画用原稿用紙(ケント紙)の自宅在庫がもうねんだもん……。
 行ける時に行かないとね!
 ということで高崎のメイトに向かってます。デリータの安いのでいいのよ。135kgの枠ありと枠なし。



●んで、先日ギルちゃん描いたらなんかツボったんで漫画っぽいもの描きたいなぁと悶々としてたら浮かんだネタ。フラギルいいと思うんよー…悪友トリオだと、何気に親分が最強なんじゃねんかなって思う。シス兄は親分に勝てなくて、ギルは親分にもシス兄にも勝てなくて、親分はシス兄にもギルにも甘いけど厳しいといい。
 

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2009/11/23 (Mon) 02:37:39

 本当に馬鹿だ、自分は。
 罪悪感を抱えて人混みを彷徨う。
 目が合ったようにも思う。けれど、彼の顔を直視できなかった。
 気付かなかった振りが出来ていたという自信はない。
 だって自分は目が合った瞬間に、硬直してしまっていたから。そして我に返った途端逃げ出したのだ。
 あの状況から――彼から。
 そして顔を上げられない自分がいる。
「卑怯者だ…ほんと」
 自嘲して立ち止まる。
 両手には、まだ、あの人の温もりが残っているような気がする。
「暫く会わないようにしないと……」
 後ろ向きな決意。
 けれど、自分の中に蟠っている――この。
 罪悪感とか背徳さとか。
 自分でも嫌気が差している卑怯さだとか狡さだとか。
 そういったものに下される断罪がないことが一番苦しい。
 彼は、きっと何も聞かずに自分を慰めようとするだろう。
 それはいけない。それだけは、いけない。
 あの人の想い人は全てを知ってもきっと何もなかったように振る舞うのだろう。それがその人の遣り方で、狡さを自覚してなおあの人を想い続けるその人の覚悟なのだろうから。
 自分は何て中途半端なのだろう。
 何処にも行けず、自分で処理することも出来ないくせにあの人の想いを請け負うことを望むなんて本当にオロカだ。

 それでも。

 あんなあの人を見ていたくなくて。
 また、罪をひとつ重ねたのだ。
 断罪されるアテもない罪を。

------------------------------------

 時間切れ!

 いやー…頭にちょっとまとまってきたカンジの青益の、その発端をとりあえず(10分で)書けるだけ書いてみた。
 因みに、

  彼=鳥ちゃん
  あの人=榎さん
  あの人の想い人(=その人)=秋彦

 です。
 断罪されたい益田は青木さまに出会い。
 何となく状況を察した青木さまに軽蔑するような憐れむような目で見られて。
 
「だったら僕を責めて下さいよ……」

 って縋って。
 挑発するように馬鹿な真似をして。



 ん?
 ……これ、R18な展開になるんじゃないか?
 い…いいのかなそれで(←Aずみさんに私信)。

 青木さまの残酷な素直さと。
 益田の不器用な想いが交錯すると、多分とんでもなく痛々しいシロモノになる。ってか真壁が書くからそうなるんだろうけれど。

 しっかし…うん。
 何処まで人間関係をこじれさせるんだw
 って、言われそうだなぁ(苦笑)
 

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2009/08/25 (Tue) 00:24:11
●書き散らす。
 これ、忙しいときの発散方法なり。


-----------------------
 ▼零秋的なモノ
----------------------- 


 ……暑い。
 日本の夏はとにかくこの湿度がいただけない。
 じっとりと寝汗をかいた体を起こし、窓を全開にして風通しを良くした部屋の、日差しから一番遠い場所に敷いた布団から抜け出した。
 電気代の節約のためとはいえ、扇風機くらいは点けたままにしておかないととても眠れたものではない。毎日汗をかいて起き、シャワーを浴びるようでは水道代も高くついているのだろう。
 寝起き早々にそんなことを考えて溜息を吐き、とにかくバスルームへと足を向けた。
 そこで。
 足を止める。
 今、視界の隅にとても見たくないものをみたような気がした。
「やっと起きたんだ?」
 上機嫌な声に比例して彼のテンションは更に低くなる。
「節約のためとはいえ窓を全開にして寝るなんて無用心にもほどがあるんじゃない? ゼロイチ」
「ゼロイチって呼ぶな」
「良かったね、明日あたりから秋めいてくるらしいって予報だったよ」
「信じるか、そんなもの」
 不機嫌に言い放って、彼は根本的な疑問を口にした。
「何故ここにいる」
「窓が開いてたからあっさり入れちゃって手応えはなかったけどラッキィだったな」



 で、とりあえず時間切れ。
    
   

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2008/04/21 (Mon) 00:00:47
『春+桜=絡新婦回想』なんて、ベタで単純だっていいじゃない萌えるんだよ……!!(どうした)




 車を玄関脇に横付けにして止める。無言で降りると中禅寺もそれに従った。
 頼んでおいた通り門は開いている。そこから、広い庭を横切って桜の続く方へと歩いた。
 沈黙。
 過ぎ行く風の音だけが耳に残る。
 それと、跫。ただ、自分の後をついてくる。
 ――不意に。
 跫が途切れたので振り返ると、ただ、黙って桜を仰いでいた。
 景色に重なって見えるあの時の情景。
 淡い薄紅色の雪の中に、あの女がいた。
 多分、こういうのを沈痛な面持ちと云うのだろう。彼の横顔はそんなふうだった。
 何かを言葉にしようとして、やめる。適当なものが何も思いつかなかった。
 代わりのように手を伸ばして、躊躇う。
 ふと、初めて彼と手を繋ごうとした――もう、十年以上前のことが思い出された。そうか、あの時の自分は緊張していたのだ。
 今になって気付く。
 触れようとして、躊躇う。
 拒まれることを、恐れる。
 それでも、何かを伝えたくて。
 あの時と同じように、そっと。
 手を握って。指を絡めて。ぎゅっと、繋いだ手に力を込める。
 けれどあの時とは違って応える力はない。
 拒みもされなかったけれど、それが、少しだけ痛みに似たものを感じさせる。
「……いつまで」
「何です?」
「いつまで、お前は忘れないんだ?」
 あの事件を。
 あの女を。
 あの死を。
「いつまで」
「ずっと」
 眩暈がする。
「忘れてはいけないんですよ…僕は。自戒のように、忘れずにいなければいけないんだ」
「なんで」
「あの男が生きている限り、僕は…また同じ状況を迎えないとも限らないから――としか云えないよ。それは」
 離れていた時間。
 再開した後にまで影を差す。
 どうしても消せない。
 それが、ひどく、悔しい。
「榎さん」
 繋いでいた手を思い切り引き寄せて抱き締めた。
 言葉は何て不便なのだろう。
 伝えたいことなんか何も伝えられやしないじゃないか。
 また一陣の風が通り過ぎていく。
 花を散らし、ひらひらと二人の下にも舞い降りてくる。
「榎さん」
「僕は」
 怒っているんだ。
 そう云ってやりたかったのに言葉に出来なかった。伝えたいのはそんなことじゃない。なのに、肝心なことは結局言葉に出来ない。
「……すまない」
 何で謝るんだ。
 苛苛する。
 もう、本当に。
 突き放すように離れると驚いた顔がこちらを見ていた。
「行くぞ」
 桜に背を向けて車に戻る。
 跫は、また、さっきと同様榎木津の後を規則的に追いかけていた。
 車に乗り込みエンジンをかける。
 無言。
 また重苦しい空気が充満する。
 行き先も告げずに走り出した。予め予約していた宿に向かう。
 ずっと、互いに黙ったままだった。



 to be continued......


 

 とりあえずここまで。
 気まずい二人が書きたかったのです。この後宿についたらはね。既にオチは見えててると思うのですが。それでもね。うん。いいじゃないですか。まぁ。
 この前の部分も勿論ありますよ。
 多分前後編構成ですね。
 前半は多分ここまでだろうな。
 後半は――多分ナトリウム行き。

 実は一つ、既にupできる(原稿が上がっている)ナトリウム小説があるのですが、諸事情により待機中なんです。

 あ゛ー…青益も1本書きたいなぁ。
 ほんと、某方の日記絵は妄想をかきたてられます。すごく萌える。愛のない関係。益田は青木様に自分の汚さを責めて切り捨てて、そんな自分に制裁を与えるように詰って欲しくって仕掛け。
 青木様はそんな益田を馬鹿じゃないのって切り捨てたいんだけど、挑発されてムカってきて結局益田にのせられてしまう。
 そんな青益。



●どーでもいいですが口語を品詞分解するときは、まずその文章を文節に分けた上で単語に分ける(自立語と付属語に分ける)んですが、その単語わけをする公式(?)みたいなのに「アルタで増田はないのですって!」ってのがあるんですよ。
「ある/た/で/ます/だ/は/ない/の/です/っ/て」 
 助詞がほとんどですが「っ」は活用語尾です。
「ますだ」が「増田」である必要性はないので真壁はあえて「益田」で広めようかなwww
 とか思った。

「アルタで益田はないのですって!」

 ないよね。うん。ない。ないない。
 そんなことを考えて楽しむ。
 
 
 
 

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2008/03/25 (Tue) 03:34:19

 石段を登りきると、小さな社が姿を見せた。
 狭い境内にはしかし、意外なほど様様な木木や花が参拝者に四季を感じさせる。
 その中の一つに小振りの白木蘭があった。
「あぁ、やっぱりもう咲いている」
 見上げると、昨夜、久し振りに降った雨の雫を湛えて冬の柔らかな陽を受けている。
「もう、あれから一年…か」
 何時か訪れる終わりだった。
 戦争で離れた時に、一度は覚悟したはずだった。なのに。
「嘘吐きめ」
 僕を置き去りにするなんて狡いじゃないか。
 ゆっくりと、木蘭の木に歩み寄る。
 背を預けて見上げると、頬を、何かが伝い落ちた。
 自分のものじゃない。
 きっと、これは――…

【木蘭の涙】

 会いたい。
 会いたい。
 会いたいのに会えない。
 だから、中野には足を向けなくなった。
 もう一年も経つ。新盆も彼岸も訪れなかった。薄情者と旧知の人間に非難されたがどうでも良かった。
 自分の世界が終わらないのがどうしても理解できない。
 この世界は時間さえ平等ではないらしい。





 ……とかなんとか。
 病んでるなぁ…うん。
 唐突に、死後ネタを書きたくなったんですよ。
 実はタイトルはもう決まっているんですが。いつか書きたいネタの一つ。【木蘭の涙】。イメージは、スタレビのアレです。まんま、真壁の榎京死後ネタ世界観ですね。
 こち亀のアレを読む限り、それなりに余生を送っているようなので。
 年を重ねて、いろいろな関係が穏やかになって。
 最期、榎さんと京極を繋いでいる感情はまた愛に還ればいいと思っています。
 最後に会ったときに、京極は榎さんに云えばいい。

「今なら、本当の言葉を紡げるような気がするんだ」
「ん?」
「あんたを、僕は…ずっと愛していたんだ」

 過去形にしたことを榎さんに咎められて。
 訂正するよって苦笑いして。

「愛していますよ、あなたを。千鶴子とはまた別の次元で。ずっと昔から、今も」

 とか穏やかな顔して告げて。
 榎さんは、あぁ多分もう長くないんだなって直感して。でも信じてなんかなくて。
 ハクモクレンの綺麗な雪の日に京極は、穏やかな顔して千鶴さんに「ありがとう」と云い遺して。
 逝った時、榎さんはそばにいなかったけれど突然涙が止まらなくなって、気付いて。

「馬鹿……」

 って、なりふり構わず中野に向かったらいい。





 そんな妄想。
 いつか、カタチにしたい話の欠片。
 痛い話が書きたかったんだ。
 不意に。何か…うん、無性に。 
 
 

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2007/08/28 (Tue) 00:00:58
※榎京←益だけど状況は益榎



 無言で、探偵は肩に顔を埋めている。
 柔らかな髪が首筋をくすぐるが、そこに愛おしさを感じられるほどこの状況は甘美に緩やかに流れてはいなかった。
「え、榎木津…さん?」
「…………」
 背に、腕を回そうとして、躊躇う。
 この人を抱き締めることは自分にはまだ許されてはいない。許されているのはこの世界でただ独り、神の孤独を知り神の痛みとなり――神をこんなふうに不安定にさせることのできるあの黒衣の陰陽師だけだ。
 温もりを強いることもできない自分の臆病さに自嘲した。
 それでも、傷つけるよりは幾分いい。
 ただこうして必要とされただけの温もりを、神に捧ぐだけで。
「……何も、聞きません」
 衝動。
 その一言で許してはくれないだろうか。
 どれだけ自分を振り回してくれても構わない。だから、この一瞬の衝動だけを。
「聞きませんから」
 理性を総動員して抑え込んだ腕を解放して。
 神の温もりを腕の中に閉じ込める。
 世界の中心で孤高を貫く神の生き様に、ほんの僅かだけ関わらせてくれるだけでいい。
 けれど近くにあるはずの温もりは、彼の気高さがそうさせているかのようにひどく遠く心の奥底に小さく鈍い痛みをひとつ落としたのだった。


 to be continued......





 スミマセンスミマセンスミマセン。
 なんか唐突に益榎書きたくなっただけです∑(//□//)
 榎京←益なんですが、状況は益榎です。榎さんしょげて帰ってきて、ただ縋るものが欲しくてそれがどれほど残酷か知りながらそうせずにはいられずつい…益田くん肩に顔を埋めてしまったのでした。

 いつかまとめてカタチにしたいですね。
 らくがきらくがき。
 久々の草稿デシタ。リアクションは歓迎。好意的なものならば、ですが(苦笑)。
 
 

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2007/06/30 (Sat) 22:08:54
※榎京←益です。
 このCPだとパターンが似てしまうんだが真壁の榎京←益はそういう状況下でしか発生しないとも云えるのでまぁ仕方がない。不可抗力なのです。

[読み飛ばす]




 誰そ彼時の太陽は
 彼のやうでありました
 朱色に染め上げられた街は
 或いは彼の傷のやうでした
 
【黄昏の太陽】

 専用の椅子から立って、榎木津は背後の大きな窓を開けた。
 夕陽に染め上げられた街を眺め遣りながら煙草の先に火を点す。燐の匂いが漂ってくる。そして、紫煙がゆっくりと弱い風に流されてやってきた。
 整い過ぎるほど整ったその横顔は橙とも朱ともつかな色彩の光を受けて、目にした者の呼吸を束の間奪うくらいの魔力を放っている。
 探偵がそうして夕陽を眺め遣る時は、大抵――互いの都合が合わなかったり時間が空いても擦れ違ったりで会うことも叶わない日が続いている時だ。
 そんな時、よくこうして夕暮れの街を見遣って、そこに別の何かを重ねている。
 黄昏の太陽を見詰める彼は、いつも自分を神と自称して憚らない姿からは別人のようだった。夏の陽射しと春の木洩れ日が同じに思えないように、びとく――心許無く見える。
 だから何も云えずに益田はただ、その横顔を――後姿を――見詰める。
「夕焼けって……」
 沈黙に耐えかねてつい口を開いてしまった。
「何で、こう――」
 泣きたくなるんでしょうね。
 口にしようとして、飲み込む。そんなことを口にするつもりはなかったのに、脳裏に浮かんだ続きはそれだった。
 別にそんなふうに思っているわけではない。
 けれど、時折――黄昏の太陽を眺めている榎木津を見ていると、心臓を鷲掴みされたようなとでも云いたくなるようなどうしようもないもどかしさに駆られてしまう。
 そんなことは口が裂けても口にできないが。
「お前がナキヤマだからだろ」
 なのに見透かされているのだから堪らない。
 こちらを振り返りもせずに探偵は冷たく云い捨てる。
「え? 榎木津…さん……?」
「ふん、愚かな下僕の考えなど僕には解りたくなくとも解ってしまうのだ」
「それは」
「僕を見縊るな」
「み…くびるだなんて、そんな」
「出掛ける。和寅にそう云っておけ」
「え?」
 乱暴に灰皿で吸殻を一つ作って、大股に益田の横を通り過ぎて探偵は事務所を後にした。
 行き先は想像に難くなかったけれどそれを肯定するのは何だか嫌だった。
 探偵の足は真っ直ぐ駅に向かっている。
 民家の側を通ると夕餉の匂いが夏の湿った空気に混じって流れてきた。
 ここから電車を乗り継いで約一時間。
 きっと困らせる相手は一人ではない。次に、二人だけで会うことが叶った時には自分も傷付いたような顔でそれでも釘を刺してくるに違いない。
 だから、この行為は何処か矛盾しているのだ。
 彼を、二度、傷付ける為にしているようなもの。
 けれど――衝動を堪えられないのだから仕方がない。
 そう割り切って、着いた駅で少し待たされた果てにやってきた電車に乗る。
 揺られている間中、らしくなく先のことを考えてみた。結論は変わらないというのに。
 無性に彼を思い出させる夕焼けを振り切るように電車はただ中野に向かう。一様に朱色を帯びていた街は、いつの間にか宵闇の薄い藍色に染め直されていた。
 そうやっていつも、見えないところにできた傷を何もなかったように隠しているんだろうかなどと考える。
 
 黄昏の太陽は宵に飲み込まれるように、いつの間にか姿を消してしまっていた。



 to be continued......





榎京←益でした。
 写真は先日撮った夕焼け。教会のバックにいい角度で綺麗な夕陽が見えたので思わず携帯で撮りました。それをエレメンツで加工したものです。
 冒頭部分は先日読了した『風信子の家』(篠田真由美 作)にて引用されていた中原中也の詩のリズムを踏襲してみたものです。
 だから旧仮名なんです。

 夕焼けがあんまり綺麗だと、無性に「終わり」を見せ付けられるような気分になることがあります。
 そんなことに単を発したお話です。
 続きます。
 草稿ですから一応。

 写真に添えた英語は「夕焼けを見るとお前に会いたくなる」かな。
 榎さんの視点で訳したいところ。京極だったらsometimesが入る。「夕焼けを見ると『時々』あんたに会いたくなる」ね。
 妻帯者と独身者の違いです。
 京極が自分を狡いと思っている理由は、自分は妻帯者だけど榎さんは独身だって点だと信じて(=妄想して)いるんです。真壁は。  




●今日は結局和菓子食べたい衝動が収まらず、作ってみました八ツ橋を。
 しかし生地を伸ばす段階になって面倒くさくなり、どうせ餡子包むわけでもないし――と、丸くこねて潰して平らにして、平たい大福みたいな状態にしてしまいました。
 これはこれで美味しい。手間はかからない分良いくらいだ。
 ちゃんと八ツ橋の味になってました!!
 うまうま。
 こんなに簡単に作れたのか…と思った次第です。
 きなこを打ち粉にしたら美味しくできました。



●気付いたら来週の日曜日も合宿の研修という忌々しいシロモノの所為で朝早いんだった…お、おのれ……。
 平穏な土日って21・22日が修羅場前最後なのか……?
 14~16日は実家に帰省してしまうのですが。
 あ゛ー…7・8月は頭に「魔の」という形容詞を付けたいデス。



●明日早いので今日はもう風呂入って寝る支度しようと思います。
 朝…朝7時半とか起きたくない……。
 今日の夕飯にポトフ(がんもどきを一緒にコンソメで煮てみた暴挙(でも美味しかった)をかます)作ったので、明日は卵焼き作るだけです。
 卵も焼いちゃおうかなー…焼いてしまうか。

 御飯炊いてつめるだけにしとこう。うん。

 最近砂肝にハマってます。食感が好き。
 かしらのが好きなんだけど、安いから砂肝で我慢するの。


 

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