妹が入籍した。

●今晩和、真壁です。
　今日妹が入籍しました。おめでとう…になるのかしら、これは。
　えぇ、まぁ…先を越されましたｗｗｗ
　来月には実家を出て、実家からチャリでも車でも５分くらいのとろに旦那と二人暮らしを始めるそうです。おかげで母親から早く帰ってこいとつつかれてしょーがない。
　実家に帰ったら貯金は出来るのでオフ本出す余裕とか金銭的な融通は大分つくようになるとは思うんだけど、結局真壁にとって一人暮らしに伴う出費は自由の代金なので苦渋の選択になるんだよなぁ…トホホ。



●そんなこんなでいろいろおもうところはあれど、同人やるには一人暮らしの方が都合が良い。
　実家からビッグサイトは行くにくいんだぜ…ってかローカル戦の終電の速さが異常。アフターに支障をきたすレベルなんだ……。

　ってかね。
　母上は、真壁と距離があった方が関係が良好だってことにいい加減気付いて欲しい…同居生活に戻ったら、しょっちゅうくだらんことで喧嘩して(真壁が怒られて)、真壁が胃に穴が開く様な思いを堪える生活に逆戻るわけなのでしんどいのが目に見えてるんだよ…うん。

　もう少しマメに実家帰るようにして何とか逃げたい。
　真壁にとって就職は実家を出る口実だった。引越しもやぶさかではないという希望で出したのはもちろん故意だ。
　だから真壁にとって結婚も、半分くらいは実家に帰らずに済ます口実である感が否めない。
　逃げ場がないから戻れない、ってのが実家に帰れない理由でもある。

　そんなことを妹の入籍日に思う姉なのであった。
　

　

●反転するよ！


　両親を見ていろいろまぁ耐え忍ぶ生活が長かった所為もあって、真壁はいまひとつ結婚に夢を見れない。
　人生まで誓ったって壊れるときは壊れるのに――って、終わりを透かして見る悪癖がつきまとう。それでよく失敗する。解っているんだけど、冷めた目で見るクセが直らない。

　料理上手な年上の旦那をもらうのが夢なんだが、自分の料理の腕が上がっていく始末。姉であることを強要されて我慢する耐える堪えるをライフワークのようにして生きてきたから寄りかかれる相手――そういう諸々を投げ捨てて気を休められる相手を欲しているのになかなかね、自分を晒すこともできなくて。意地っ張りだから甘えるのが下手なんだな…多分。
　というか。
　甘える、という習慣がなかった。
　他人の好意に甘える、っていうのはそれなりにあるとおもうんだけど。
　なんだろう…そういうんじゃなくて、甘やかされるというか、甘やかしいもらうというか。そういうのとあんまり縁がなかったので甘えるのが苦手。それが相手はもどかしい…らしい。

　弟妹がいる相手がいいんだ。
　甘やかすことに慣れている相手。
　甘やかして欲しい。

　年下だと、多分真壁はおかんとか姐御を発動してしまうので、結局自分の気が楽にならないと思うわけです。
　自分でも面倒くさい性分だと解ってるけどどうにもならんから更に始末が悪い。

　だからかね。個を殺して立ちまわるキャラの心理描写はしやすい。キャラを自分の中にロードしやすいんだけど、自由奔放なキャラとかは、自分の中にロードするというよりインストールして必要時に立ち上げるソフトみたいなカンジだ。
　小説書くときは脳内が一人芝居をしている状態で書くんですが、身動き取れなくなってもどかしくなってる秋彦とかはすげぇ書きやすい。お兄ちゃん発動してる総兄(捏造)とかも書きやすい。あの人は口調がなんか変(…)なんだけど。


　めでたい？　日に、そんな益体もない事を考えて時間を無為に過ごす真壁なのでした。