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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
2008/03/25 (Tue)
03:34:19
石段を登りきると、小さな社が姿を見せた。
狭い境内にはしかし、意外なほど様様な木木や花が参拝者に四季を感じさせる。
その中の一つに小振りの白木蘭があった。
「あぁ、やっぱりもう咲いている」
見上げると、昨夜、久し振りに降った雨の雫を湛えて冬の柔らかな陽を受けている。
「もう、あれから一年…か」
何時か訪れる終わりだった。
戦争で離れた時に、一度は覚悟したはずだった。なのに。
「嘘吐きめ」
僕を置き去りにするなんて狡いじゃないか。
ゆっくりと、木蘭の木に歩み寄る。
背を預けて見上げると、頬を、何かが伝い落ちた。
自分のものじゃない。
きっと、これは――…
【木蘭の涙】
会いたい。
会いたい。
会いたいのに会えない。
だから、中野には足を向けなくなった。
もう一年も経つ。新盆も彼岸も訪れなかった。薄情者と旧知の人間に非難されたがどうでも良かった。
自分の世界が終わらないのがどうしても理解できない。
この世界は時間さえ平等ではないらしい。
……とかなんとか。
病んでるなぁ…うん。
唐突に、死後ネタを書きたくなったんですよ。
実はタイトルはもう決まっているんですが。いつか書きたいネタの一つ。【木蘭の涙】。イメージは、スタレビのアレです。まんま、真壁の榎京死後ネタ世界観ですね。
こち亀のアレを読む限り、それなりに余生を送っているようなので。
年を重ねて、いろいろな関係が穏やかになって。
最期、榎さんと京極を繋いでいる感情はまた愛に還ればいいと思っています。
最後に会ったときに、京極は榎さんに云えばいい。
「今なら、本当の言葉を紡げるような気がするんだ」
「ん?」
「あんたを、僕は…ずっと愛していたんだ」
過去形にしたことを榎さんに咎められて。
訂正するよって苦笑いして。
「愛していますよ、あなたを。千鶴子とはまた別の次元で。ずっと昔から、今も」
とか穏やかな顔して告げて。
榎さんは、あぁ多分もう長くないんだなって直感して。でも信じてなんかなくて。
ハクモクレンの綺麗な雪の日に京極は、穏やかな顔して千鶴さんに「ありがとう」と云い遺して。
逝った時、榎さんはそばにいなかったけれど突然涙が止まらなくなって、気付いて。
「馬鹿……」
って、なりふり構わず中野に向かったらいい。
そんな妄想。
いつか、カタチにしたい話の欠片。
痛い話が書きたかったんだ。
不意に。何か…うん、無性に。
石段を登りきると、小さな社が姿を見せた。
狭い境内にはしかし、意外なほど様様な木木や花が参拝者に四季を感じさせる。
その中の一つに小振りの白木蘭があった。
「あぁ、やっぱりもう咲いている」
見上げると、昨夜、久し振りに降った雨の雫を湛えて冬の柔らかな陽を受けている。
「もう、あれから一年…か」
何時か訪れる終わりだった。
戦争で離れた時に、一度は覚悟したはずだった。なのに。
「嘘吐きめ」
僕を置き去りにするなんて狡いじゃないか。
ゆっくりと、木蘭の木に歩み寄る。
背を預けて見上げると、頬を、何かが伝い落ちた。
自分のものじゃない。
きっと、これは――…
【木蘭の涙】
会いたい。
会いたい。
会いたいのに会えない。
だから、中野には足を向けなくなった。
もう一年も経つ。新盆も彼岸も訪れなかった。薄情者と旧知の人間に非難されたがどうでも良かった。
自分の世界が終わらないのがどうしても理解できない。
この世界は時間さえ平等ではないらしい。
……とかなんとか。
病んでるなぁ…うん。
唐突に、死後ネタを書きたくなったんですよ。
実はタイトルはもう決まっているんですが。いつか書きたいネタの一つ。【木蘭の涙】。イメージは、スタレビのアレです。まんま、真壁の榎京死後ネタ世界観ですね。
こち亀のアレを読む限り、それなりに余生を送っているようなので。
年を重ねて、いろいろな関係が穏やかになって。
最期、榎さんと京極を繋いでいる感情はまた愛に還ればいいと思っています。
最後に会ったときに、京極は榎さんに云えばいい。
「今なら、本当の言葉を紡げるような気がするんだ」
「ん?」
「あんたを、僕は…ずっと愛していたんだ」
過去形にしたことを榎さんに咎められて。
訂正するよって苦笑いして。
「愛していますよ、あなたを。千鶴子とはまた別の次元で。ずっと昔から、今も」
とか穏やかな顔して告げて。
榎さんは、あぁ多分もう長くないんだなって直感して。でも信じてなんかなくて。
ハクモクレンの綺麗な雪の日に京極は、穏やかな顔して千鶴さんに「ありがとう」と云い遺して。
逝った時、榎さんはそばにいなかったけれど突然涙が止まらなくなって、気付いて。
「馬鹿……」
って、なりふり構わず中野に向かったらいい。
そんな妄想。
いつか、カタチにしたい話の欠片。
痛い話が書きたかったんだ。
不意に。何か…うん、無性に。
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