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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
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2006/11/30 (Thu) 23:40:17
 風邪治りましたー。
 結局昨日は代講が見つかるなんて期待は全くしていないので、出勤前に民間療法――こんにゃく湿布をして、出勤の際は冷○ピタはってマスクして出勤しました。
 立っていられないほど重症ではないもののだるくて熱っぽいのはどうにも困るので、昼食時に抗生剤を服用。帰宅後熱測ったら見事に平熱に下がってました。
 念のため早めに寝て、食事も控えめにして、夜もこんにゃく湿布してから寝て起きたらしっかり回復。でも13時まで寝てました(笑)。最近は12時前に目が覚めるのですが…流石に疲れていたと見える。
 あれですね。
 倒れちゃいけないと気を張っている人間は倒れないってのはほんとですね。


 あのぶ厚い『邪魅の雫』がやっと半分読み終わりました……!!
 段々面白くなってきてもう…寝る間際だと引き際が大変です。
 読み終わったら本腰入れて京榎書くぞー。

 生徒の誕生日が来週の日曜で、「何かちょーだーい」とねだられたので「お菓子作ってきてあげようか?」「やったー」みたいなノリで明日ちと早いものの誕生日プレゼントにあげるお菓子を作りました。
 いつも休日のブランチ兼仕事後の小腹を癒すためにつくりおきするパウンドケーキみたいなやつをマフィン型に入れて焼いただけのしろものですが…割とイケたので。
 試作品を水曜日持って行って、自分で仕事後のおやつにしようと思って一応「こんな感じだよー」と生徒に見せたら別の生徒に「じゃあそれは俺にちょーだい」と強請られ「半分コねー」とか言ってるうちに奪われました……。
 あれ?
 しかし奪った側も友達に「何食ってんだよ寄越せよー」と奪われ争奪戦でした(笑)
 面白いなぁ中学生の食欲って(←何かズレてる)。

 そんなこんなで今日は別館の携帯サイト作ってました。
 たーのしかったが疲れた……。
 コンテンツも小説も少ないから踏み切れましたよ(苦笑)。本館はもうあそこまで増えると作ろうなんて気にすらなりません。iコンバータで我慢してください…ってカンジ。真壁は我慢している(笑)。
 便利ですよiコンバータ。
 イラストサイトには効きませんが。
 そんなこんなで別館の携帯版もよろしければ御利用下さいませ♪

 


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2006/11/29 (Wed) 14:45:50
 とりあえず微熱があります(37.2度くらい……)
 喉もちょっと痛かったのですがこっちは薬と喉飴と民間療法で回復したっぽい。
 寒気がする…というか関節が痛い。腰痛ひ…これはどっちの所為か判らんから質が悪い。


 抗生剤飲んだ方がいいのかなぁ…微妙
 とりあえず古典的にお茶を飲みまくってます。授業立て続け(ほぼ休みナシ)で3コマとかついてません
 仕事終わったら即帰らせてもらおうと企んでます。


 今日は早く寝よう……。
 サイトとしての企みは、年内に&作品数が少ないうちに別館の携帯サイトを作りたいというのがあったり。
 コンテンツが少ないからできそうなので。
 風邪治ったら時間見てとりかかりたいなぁ。

拍手

2006/11/29 (Wed) 00:42:17
 本館は本当にもう…4年サイトやってて改装らしい改装を今年初めてしましたが、別館はコンテンツが少ないのもあって自作のテキストボタンを季節に合わせて作っている状態になりつつあります。
 もうすぐ12月。
 冬になるってことで、そろそろ紅葉も御役御免だなぁ…とクリスマスなテイストを目指してアイコン作ったり配色変えたりしてみたのですが…結果惨敗。
 どこがクリスマスなんだかという状態です。
 でもテキストボタンは気に入ってます。
 十字架。
 ベースを黒のガラス風にしてみた。
 写真も夕暮れのものに変えました。本当は夜景が欲しいんだが最近写真撮れてないのでないのですよねこれが。
 今度撮りに行きたいなぁ。

 ついでにブログも少し弄りました。
 本館に戻れるように本館へのリンクと別館に飛べるように別館のリンクも。
 折角なのでバナー使ってみました。
 別館のバナー台は、現在本館のみにみのの加工が施されているアレです。
 因みに別館の「いらっしゃいませ」な写真もコレを使いました。
 つまりこの写真が真壁はかなり気に入っているようです。


 さてさて。
 黒ファイ小説に少々梃子摺らされております。いろんな意味で時期を逸してしまったため、どうにも進みが悪いです。
 コレが終わったら、ジェイド国の雪国で物思いにふけるファイさんの話を書きたいと思っています。

 GLAYの[Winet, again]が思い浮かぶのですが「生まれた街のあの白さを あなたにも見せたい」が、何だかこう…自分が捨てた「帰る場所」を見せたいけど見せられないファイさんの葛藤のようで心に染みます(>_<)

 Web拍手の3つめがいまだタイトルが固まらず手強い。
 裏キリリクもなかなか気が向かなくて手強い。
 スランプじゃないのですけどね。
 書きたいときにしか書かないから「書けない」状態に陥りようがないだけなのですが(笑)

 気が向かないから進まない。

 どうしようもないってことですね。
 う゛~ん。
 

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2006/11/27 (Mon) 14:57:49
きょう瑠果はもと着替えすればよかった?

ただ真壁 華夜の、主語拍手するつもりだった?



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「瑠果」が書きました。

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2006/11/27 (Mon) 14:02:47
 えー…【恋人バトン】だそうです。
 面映い名前ですね。
 恥ずかしい名前だなぁ…しかし。

 そんじゃ行きます。
 


 1.今付き合ってる恋人はいますか?
   →います。

 2.その恋人と付き合ってどれくらい経ちますか?
   →え゛ー…確か今年の8月からだから――3ヶ月目くらい?
    3の周期って危険なんだっけ。

 3.この恋人と付き合ったキッカケは?
   →前の子とはサヨナラしなきゃだめだと思ったから。

 4.この恋人以外に過去にどれくらい恋人いました?
   →3人…だよね。うん。

 5.一番長く続いた恋人とはどれくらいですか?
   →前の子かな。2年数ヶ月…だった気がする。

 6.逆に一番短かった恋人とはどれくらい?
   →1年半くらい?
    他の子が気になってきてしまったんだ…確か。

 7.恋人を色に例えるなら何色ですか?
   →白

 8.恋人との思い出があればどうぞ!
   →思い出…難しいね。
    ノーコメントにしとこうかな(笑)

 9.浮気願望はある?
   →ないかな、今は。

 10.今の恋人に一言!
   →まだまだヨロシク!!



















 ※注意※
 この恋人とは、携帯電話のことです!!
 いかにも人間のようにバトンを書いてみてください!!!!

 と、いうことデシタ(笑)
 そんなこんなで―…


 11.回す人
   →騙された人で悪戯好きの方どうぞ♪




 いやー…まんまと騙されました。
 騙された方で悪戯好きの方、悪戯したかったらどーぞデス。

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2006/11/26 (Sun) 22:03:25
 瑠果たんを構ったら「探偵ー!」と叫ばれてしまった。び、微妙……。
 真葛とか叫ばれるよりは平穏だろうかと考える。
 現在まだ読みかけの『邪魅の雫』の最後のページに「Rosen Kreuz」とか書かれてあって笑いました。何故ドイツ語…そしてシメが探偵なんだと笑う。


 さてさて。
 今年中に少しでも身軽に近づきたいなぁと、毎年同じこと言ってるのですが…今年こそ裏キリリクを完全消化してしまいたいところです。
 身軽になるためにはとりあえず、
 
  ・裏キリリク … あと3つ
  ・表キリリク … あと1つ
  ・連載    … 真久保(あと何話で片が付くんだろう(謎))
           真葛があと3つ(『過去の~』2話といばら姫(眠り姫?))

 これだけは書くべきなんだよな…うん。
 多いんだか少ないんだか。
 とりあえず自分の首を絞めないために連載は複数抱え込まないを決め込んでいたのに真葛の衝動を抑えられずやってしまったのでますます身軽が遠のいたわけだな。うん。

 そんなわけでまずは裏キリリクを順番にまた手を付けてみたのですが、手強い。そんなこんなであちこち中途半端に書いてる感が否めません。
 でもその気分の原因は明らかに京榎の抜粋草稿の所為なのでおかしい。
 勢いが足りない。
 今の真壁には勢いが足りない。
 久保時で小説を書くというスイッチを入れるに足りるだけの勢いが足りてません全く。
 つまり浮気な状態です。
 オリジに思考回路を占拠され続けて久保時の妄想に費やす割合が減っている。
 どうしたんだろう一体。

 年賀状もそろそろ考えないとなぁ。
 いのししとみにみのかな☆
 いのししにまたがるみにみの。
 ……いいかもしれない。
 もしかしたら24時から絵茶にいるかと思います。
 お暇でしたららくがきに付き合って下さいませ。
 
 

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2006/11/26 (Sun) 03:17:31
 しちゃおうかなぁ…なんて。


 本日友人から一通の謎のメールが届きました。
 件名が顔文字。しかも表情が微妙……。
 なんやねんと思って本文を確認。

 グッジョブ。

 と短くまとまっていました。
 短くまとめすぎだろそれは…主語と述語がないぞおい。
 一体何がだ。
 多分アレしかないんですが。とりあえず――友人はお気に召したらしい。別人だぞ二人とか言われるかと思ったが存外問題なかったようです。

 なので悪乗り。
 前回のは11/23(木)の日記にあります。


 ※京榎注意※

<京榎>


 潮騒が脳裏で繰り返される。
 襖越しに聞こえる衣擦れの音が、普段は気にならないこの家の静けさを煽って探偵を不快にさせた。
 いつものように弛緩して畳に寝そべることもせず。
 探偵は長い足を持て余したように片方だけ抱き寄せて、そこで頭を支えるように顔を伏せたまま待っていた。
 時計が五月蝿い。
 猫も、今日は姿を見せない。
 面白くない。
 本当に、面白くないことばかりだ。苛苛する。
「珍しいこと尽くしだなぁ、今日は」
 着替えを済ませて戻ってきた主は気怠そうな探偵の様に意外そうな声で呟いた。
「……遅い」
 顔を上げずに不満を口にする探偵は、酷く疲れているように見える。
「重症だなぁ、今日は」
 率直な印象を口にして、黒衣を着替えた憑物落しは後ろ手で襖を閉め乍らこぼした。
「あの時のお前だって似たようなものだったろうが」
 しかし、憎まれ口を叩く余裕はまだあるらしい。
 少し安堵したように苦笑して、古書肆は「行くんでしょう?」と探偵を促した。
 緩慢な動作で探偵は立ち上がる。
 しかし、足許に視線を落としたままでその場から動こうとしない。
「京極」
「何だい?」
「…………」
「黙ってちゃ解らんよ。あんたの場合口にしたって解らないことが多いんだから」
「ならいい」
 接ぐ言葉を引っ込めた探偵に、古書肆は静かに答えを投げる。
「方法を、間違えただけですよ。きっと」
 耳に残る潮騒が一瞬姿を眩ませた。
 代わりのように喉の奥に不快な蟠りが生まれる。 
「……嫌な奴だな、ほんとに」
 ようやくそれだけを苦々しく口にすると、目も合わせないまま古書肆に背を向け歩き出した。
 小さく溜息を吐いて拝み屋はその後について行く。
 外の景色はいつの間にか、傾いた日に染め上げられた夕焼け色の屋根が眩しい頃合になっていた。
 古書肆の先を行く探偵は、ただ黙って歩くだけで目的地を口にしない。だが気に留めた様子もなく、中禅寺は探偵の後に従った。
 夕方の喧騒はいつものように、探偵の抱えるこの遣り場もなく後味の悪いすっきりしない――言い様もなく持て余しているものなどとは関係なくただゆっくりと流れている。
 そんなことが妙に癇に障る。
 自分に余裕がないことを探偵は自覚する。
 そしてまたひとつ不機嫌の要素を抱え込んでしまう。
 駅に着き、切符を買い求め、改札を抜けてホームで電車を待っているとタイミングよく然待たされず乗り込むことができた。
 車内はひどく空いていて、探偵は端の席に陣取り寄りかかる。
 弛緩している姿は珍しくもないが、纏っている空気はいつもとは明らかに違っていて。
 ただ静かに古書肆はその隣に腰を下ろし、探偵の沈黙に付き合った。
 電車の揺れとアナウンス、流れる車窓の景色は少しだけ探偵の気分を鎮めたよう。
 転寝するように目を閉じた探偵は、束の間だけしがらみから意識を切り離した。
 不貞寝しているようにも見えて、中禅寺は少し可笑しかった。


 ――(まだ)続く。


</京榎>
 ってかんじです。
 その後ですね。移動の描写は省略。着替えに戻ってから自棄酒に行くまで。
 らしくない榎木津さん書くのってすーげぇ楽しい(笑)
 あ゛ー…もう、こういうしょげてるでっかい人ってなんでこんなに萌えなんだろう。

 こんなのでもついていける人がいらしたら感想などいただけたら喜びます。
 拍手だけでも喜んでます(^^*)
 いつもありがとうございますvv 

拍手

2006/11/25 (Sat) 03:31:58
 A5サイズの下敷き。B6は発見したのに(何故か近所のビバホであった…ちっさいよ!!)、A5はノートの普及率の割にないのは何故なんだろう(謎)
 ほんとにもう探しても探しても見つからない。売ってないんだ…ハンズとかロフトならあるのかなぁ。でも田舎だからハンズとかロフトの存在自体がないんだよね困ったことに!!
 無印とかありそうでないんだよなぁ……。

 欲しいのに見つからない。
 ハードタイプのカードケースで代用できなくはないんだが厚すぎるんですよねアレは。
 ネットで探したら大好きなミドリの文具(便箋とかメモ帳とか、クリップとかかわいい小物がいっぱいで、ホームセンターとかでも取り扱いがあるので安く買えたりで大好きなブランド)であったんだが楽天の通販送料525円一律とか書いてあってちょっとというかかなり困った。
 メル便とか郵送とか使おうよ…たかが下敷きだぞおい。
 みたいな。
 カインズとかで取り寄せてくれないかなぁ。
 ってかビバホでB6の下敷きがあるんだからA5ないの取り寄せできますかって聞いてみようかな。
 その方がいいかなぁ。

 あ゛ー…見つからない。
 長いこと探してるが見つからない。
 何処に売ってるんだろう。
 腹が立つほど見つからない。   

拍手

2006/11/24 (Fri) 03:22:23
 いきなり京榎出てきても困るだろと追記。
 趣味とか嗜好とか。

 気付いている方もいるかと思いますが、真壁は身長差って結構ツボです。
 特に、でっかい人がちっさい方の肩口に頭乗っけて項垂れてる図が大っ好きです。
 なのでW・Aの4巻のラストは非常に萌えでした。あのコマはほんともう御馳走ですよ。オフィシャルで(メンタル)リバ推奨に見えた瞬間でした(笑)
 時久保(リバ)イケる口の人には大変美味しいひとコマだったに違いないと思います。


 そんな趣味丸出しの京榎。
 普段これでもかってくらい探偵神様万歳な振る舞いっぷりの榎木津さんが調子出なくて京極堂の肩口に頭埋めてる図。
 ここが書きたかったんです。
 榎京ならあそこで榎木津さんに、

 「……慰めろ」

 と、京極堂の肩口に顔埋めたままで襟元つかんで一言言わせるんですが、京榎感を出すために我慢しました。
 真壁の理想としてはこうなんですが、下手すると(というかむしろしなくても)別人になってしまうのでやめました。
 自粛です。はい。
 やっぱり弱気なことは口にしない方が榎木津さんらしいかなぁと。
 

 そういうしがらみがない分、オリジは書きやすいような気もするんだが。
 でもやっぱり書きながらキャラが出来上がってくるうちに、そういうことするガラじゃなくなっちゃったりとかして「しまったー」なかんじになっちゃうんだろうなぁきっと。


 6作目…ランセルのキャラ作りが……。
 考えれば考えるほど不思議な人になるのは何故(謎)
 今日もまた考えながら寝ることになるんだろうなぁ…きっと。
 でないとリライトが進まないもんねぇ。
   

拍手

2006/11/23 (Thu) 22:24:57
※京榎注意※

 (何をしだしたかと思ったら……)
 そんで奈緒ちゃんに私信。
 こんなテイストのってどうかしら?

 きょーみあるひとは反転でごー。 
 因みに微妙に『邪魅の雫』のネタバレしてるよーな関係ないよーなかんじです。読んだから犯人が判るとかそーゆーのじゃないんですけどね。
 結末後、の話になるので。
 流れを踏んでるというか。
 それでよければどーぞです。

<京榎>


 自分の体重を受け止めカタチを刻む、砂の感触が今日はひどく面白くない。
 置き去りにした彼女を彼が振り返ることはなかった。
 ただ、前だけを見る。
 不愉快、だった。
 誰の所為でもない。けれど割り切れない。自分にはあぁすることしかできないことも諒解っている。が、喉の奥に引っ掛かるような後味の悪さもまた事実で。
 どのくらい離れただろう。
 探偵はふと足を止める。
 仰いだ空の広さにも、横に投げた視線の先に広がる海の大きさも、魅入られることは多分自分にはないと思う。
 けれど、彼女はそうじゃなかった。
 ただ、それだけのこと。
 投げた視線の先に、黒衣の陰陽師の姿があった。
 彼の中でまた、少しだけ不愉快が濃度を増す。
「何だ、この馬鹿本屋」
 相手をするのも面倒だと言いたげに端正な顔を歪めて口にした。今会いたくない相手の一人だった。
「随分な挨拶だな」
 皮肉っぽく口元を歪め、古書肆は応じる。「待ってたんだよ、あんたを」
「拝み屋の出番はもう仕舞いだろ」
「この間唆されたお礼だと、最初に言ったはずなんだがな」
 立ち止まったまま、探偵は拝み屋の影に視線をやった。
 そして、そのまま動かず立ち尽くしていた。
 代わりのように、探偵が見つめていた黒い影が動く。
 砂を踏む足音。
 寄せては返す波の音。
 重なり、溶け合い、彼の神経を逆撫でる。
「最後まで、付き合おうと思ったんだが――」
 無駄に面倒見の良い憑物落しは動かない探偵の正面に立つ。
 探偵は、まだ、顔を上げない。
「余計なお世話なら帰るよ」
「お前の、そういうところが嫌いだ」
 そう言って、陰陽師の肩口に顔を埋める。
「いつも、よく平気だな。お前は」
「狡いから――だよ。多分」
 自嘲するように苦笑した
「千鶴ちゃんに恨まれても知らないからな」
「帰りますよ」
「…………」
「冗談ですよ」
 可笑しそうに喉の奥で笑われ、憮然として探偵はまた黙り込む。
「あんたがそんな調子じゃあ、周りがみんな困るからね」
「僕の知ったことじゃない」
「でも、あんたは嫌なんでしょう?」
「……本当に嫌な奴だな、お前」
「褒め言葉――として受け取っておくよ」
 ようやく顔をあげた探偵は、珍しくバツが悪そうな顔をしていた。
 古書肆は心底可笑しそうに破顔して、しかしすぐに笑いをおさめて探偵を見る。
「――行くぞ」付き合うんだろ。
「あぁ」
 二人分の足跡が砂浜に残る。
 緩慢に寄せて帰る波がそれを消していく。
 残るものなんかほんのわずかだ。
 一度着替えに帰らないとな、なんて当たり前の言葉がひどく場違いのようで。
 なんとなく、終わったんだなと実感がわいてきた。   

 

 ――続く。

</京榎>


 ってカンジです。
 勿論続きがあります。
 抜粋です。書きたかった部分だけ書きました。
 最後まで読んでないので行間がちょっといーかげんです。絶対に加筆修正されます。

 でも雰囲気はこんなカンジかなぁ。
 京極テイストに忠実に書くと、最早そこにオリジナリティを出すのは難しくなってしまうと思うので。
 普段使わない漢字変換を多用するくらいで丁度いいんじゃないかと思いました。真壁は。
 こーゆー筆致が真壁の味だろうし。
 でも若干…そう、(京極+森+水(=真壁))÷4くらいな気がする。
 淡々と書くと、真壁の中で森さんの文章が過ぎるんだろうか。遠く及ばんのがなんとも痛い。
 
  

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