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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
2006/11/26 (Sun)
03:17:31
しちゃおうかなぁ…なんて。
本日友人から一通の謎のメールが届きました。
件名が顔文字。しかも表情が微妙……。
なんやねんと思って本文を確認。
グッジョブ。
と短くまとまっていました。
短くまとめすぎだろそれは…主語と述語がないぞおい。
一体何がだ。
多分アレしかないんですが。とりあえず――友人はお気に召したらしい。別人だぞ二人とか言われるかと思ったが存外問題なかったようです。
なので悪乗り。
前回のは11/23(木)の日記にあります。
※京榎注意※
<京榎>
潮騒が脳裏で繰り返される。
襖越しに聞こえる衣擦れの音が、普段は気にならないこの家の静けさを煽って探偵を不快にさせた。
いつものように弛緩して畳に寝そべることもせず。
探偵は長い足を持て余したように片方だけ抱き寄せて、そこで頭を支えるように顔を伏せたまま待っていた。
時計が五月蝿い。
猫も、今日は姿を見せない。
面白くない。
本当に、面白くないことばかりだ。苛苛する。
「珍しいこと尽くしだなぁ、今日は」
着替えを済ませて戻ってきた主は気怠そうな探偵の様に意外そうな声で呟いた。
「……遅い」
顔を上げずに不満を口にする探偵は、酷く疲れているように見える。
「重症だなぁ、今日は」
率直な印象を口にして、黒衣を着替えた憑物落しは後ろ手で襖を閉め乍らこぼした。
「あの時のお前だって似たようなものだったろうが」
しかし、憎まれ口を叩く余裕はまだあるらしい。
少し安堵したように苦笑して、古書肆は「行くんでしょう?」と探偵を促した。
緩慢な動作で探偵は立ち上がる。
しかし、足許に視線を落としたままでその場から動こうとしない。
「京極」
「何だい?」
「…………」
「黙ってちゃ解らんよ。あんたの場合口にしたって解らないことが多いんだから」
「ならいい」
接ぐ言葉を引っ込めた探偵に、古書肆は静かに答えを投げる。
「方法を、間違えただけですよ。きっと」
耳に残る潮騒が一瞬姿を眩ませた。
代わりのように喉の奥に不快な蟠りが生まれる。
「……嫌な奴だな、ほんとに」
ようやくそれだけを苦々しく口にすると、目も合わせないまま古書肆に背を向け歩き出した。
小さく溜息を吐いて拝み屋はその後について行く。
外の景色はいつの間にか、傾いた日に染め上げられた夕焼け色の屋根が眩しい頃合になっていた。
古書肆の先を行く探偵は、ただ黙って歩くだけで目的地を口にしない。だが気に留めた様子もなく、中禅寺は探偵の後に従った。
夕方の喧騒はいつものように、探偵の抱えるこの遣り場もなく後味の悪いすっきりしない――言い様もなく持て余しているものなどとは関係なくただゆっくりと流れている。
そんなことが妙に癇に障る。
自分に余裕がないことを探偵は自覚する。
そしてまたひとつ不機嫌の要素を抱え込んでしまう。
駅に着き、切符を買い求め、改札を抜けてホームで電車を待っているとタイミングよく然待たされず乗り込むことができた。
車内はひどく空いていて、探偵は端の席に陣取り寄りかかる。
弛緩している姿は珍しくもないが、纏っている空気はいつもとは明らかに違っていて。
ただ静かに古書肆はその隣に腰を下ろし、探偵の沈黙に付き合った。
電車の揺れとアナウンス、流れる車窓の景色は少しだけ探偵の気分を鎮めたよう。
転寝するように目を閉じた探偵は、束の間だけしがらみから意識を切り離した。
不貞寝しているようにも見えて、中禅寺は少し可笑しかった。
――(まだ)続く。
</京榎>
ってかんじです。
その後ですね。移動の描写は省略。着替えに戻ってから自棄酒に行くまで。
らしくない榎木津さん書くのってすーげぇ楽しい(笑)
あ゛ー…もう、こういうしょげてるでっかい人ってなんでこんなに萌えなんだろう。
こんなのでもついていける人がいらしたら感想などいただけたら喜びます。
拍手だけでも喜んでます(^^*)
いつもありがとうございますvv
本日友人から一通の謎のメールが届きました。
件名が顔文字。しかも表情が微妙……。
なんやねんと思って本文を確認。
グッジョブ。
と短くまとまっていました。
短くまとめすぎだろそれは…主語と述語がないぞおい。
一体何がだ。
多分アレしかないんですが。とりあえず――友人はお気に召したらしい。別人だぞ二人とか言われるかと思ったが存外問題なかったようです。
なので悪乗り。
前回のは11/23(木)の日記にあります。
※京榎注意※
<京榎>
潮騒が脳裏で繰り返される。
襖越しに聞こえる衣擦れの音が、普段は気にならないこの家の静けさを煽って探偵を不快にさせた。
いつものように弛緩して畳に寝そべることもせず。
探偵は長い足を持て余したように片方だけ抱き寄せて、そこで頭を支えるように顔を伏せたまま待っていた。
時計が五月蝿い。
猫も、今日は姿を見せない。
面白くない。
本当に、面白くないことばかりだ。苛苛する。
「珍しいこと尽くしだなぁ、今日は」
着替えを済ませて戻ってきた主は気怠そうな探偵の様に意外そうな声で呟いた。
「……遅い」
顔を上げずに不満を口にする探偵は、酷く疲れているように見える。
「重症だなぁ、今日は」
率直な印象を口にして、黒衣を着替えた憑物落しは後ろ手で襖を閉め乍らこぼした。
「あの時のお前だって似たようなものだったろうが」
しかし、憎まれ口を叩く余裕はまだあるらしい。
少し安堵したように苦笑して、古書肆は「行くんでしょう?」と探偵を促した。
緩慢な動作で探偵は立ち上がる。
しかし、足許に視線を落としたままでその場から動こうとしない。
「京極」
「何だい?」
「…………」
「黙ってちゃ解らんよ。あんたの場合口にしたって解らないことが多いんだから」
「ならいい」
接ぐ言葉を引っ込めた探偵に、古書肆は静かに答えを投げる。
「方法を、間違えただけですよ。きっと」
耳に残る潮騒が一瞬姿を眩ませた。
代わりのように喉の奥に不快な蟠りが生まれる。
「……嫌な奴だな、ほんとに」
ようやくそれだけを苦々しく口にすると、目も合わせないまま古書肆に背を向け歩き出した。
小さく溜息を吐いて拝み屋はその後について行く。
外の景色はいつの間にか、傾いた日に染め上げられた夕焼け色の屋根が眩しい頃合になっていた。
古書肆の先を行く探偵は、ただ黙って歩くだけで目的地を口にしない。だが気に留めた様子もなく、中禅寺は探偵の後に従った。
夕方の喧騒はいつものように、探偵の抱えるこの遣り場もなく後味の悪いすっきりしない――言い様もなく持て余しているものなどとは関係なくただゆっくりと流れている。
そんなことが妙に癇に障る。
自分に余裕がないことを探偵は自覚する。
そしてまたひとつ不機嫌の要素を抱え込んでしまう。
駅に着き、切符を買い求め、改札を抜けてホームで電車を待っているとタイミングよく然待たされず乗り込むことができた。
車内はひどく空いていて、探偵は端の席に陣取り寄りかかる。
弛緩している姿は珍しくもないが、纏っている空気はいつもとは明らかに違っていて。
ただ静かに古書肆はその隣に腰を下ろし、探偵の沈黙に付き合った。
電車の揺れとアナウンス、流れる車窓の景色は少しだけ探偵の気分を鎮めたよう。
転寝するように目を閉じた探偵は、束の間だけしがらみから意識を切り離した。
不貞寝しているようにも見えて、中禅寺は少し可笑しかった。
――(まだ)続く。
</京榎>
ってかんじです。
その後ですね。移動の描写は省略。着替えに戻ってから自棄酒に行くまで。
らしくない榎木津さん書くのってすーげぇ楽しい(笑)
あ゛ー…もう、こういうしょげてるでっかい人ってなんでこんなに萌えなんだろう。
こんなのでもついていける人がいらしたら感想などいただけたら喜びます。
拍手だけでも喜んでます(^^*)
いつもありがとうございますvv
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