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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
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2011/04/04 (Mon) 00:51:04
※思いついた部分だけ書き止め



 自分の無力さを思い知る。
 痛みを、想いを、繋がることで少しでも共有できたらなんていう考えが、幻想でしかないことも知っていた。
 けれど。
 触れずにいられないほどには不器用すぎて。
 頑なに独りで抱えようとする様に、手を伸ばさずにはいられなかった。
「――…僕は」
 搾り出すような声。
 何かを、必死に堪え、紡ぐ。
「僕は、今程自分が無力だと思い知らされたことはない」
「榎さん……」
「悔しいと思ったこともない」
 自分を抱き締める腕の力が少し強くて苦しいと、ぼんやり他人事のように感じながら中禅寺は返す言葉を探していた。
 いろいろな感覚が麻痺しきってしまっていて、応える言葉を見つけるのに矢鱈と時間がかかっているような気がする。
「彼方の、所為じゃない」
 制服越しに伝わる体温は卑怯だと思った。
 箍が、緩みそうになっているのが、解る。
 無意識に、堪えるように彼の制服を掴んで。
 零れそうになる想いを堰き止めようと足掻く。
 背中を優しく二度叩かれた。
 そして――箍は、今度はひどく呆気なく、彼の手で外されてしまったようだった。
 



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 こんなかんじでなんか青臭くて若気の至り的な、学生時代の榎中小説『刹那の刻印』がスパコミ合わせの新刊になるハズ。

 サンプルが先とか…え゛? 

 あれです。
 絵師さんらが表紙を先に描いてupして後には引けなくなりましたよ原稿頑張るよ、と自分にプレッシャかけようとするのと多分似たような心理です。はい。

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