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真壁華夜がその日・その時感じたことや考えたことの整理或いは備忘録的に使われることもあれば萌えメモとして使われることもあるし、日常の愚痴をこぼしていることもあるかと思います。基本的に偏屈な管理人sが綴っているのでその辺を許容できる人向け。反感買いそうなものは裏日記に書くようにしています。
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2007/01/23 (Tue) 21:43:47
 どこぞで耳にしたことがいつの間にやら現実になっていて吃驚。
 多分Amazonのレビューかなんかで読んだんだと思うんだが――…。

 『魍魎の匣』映画化決定。2007年秋ロードショー。

 なんだそうな。
 うーわぁー……。
 きっと真壁はまた堤さん薀蓄を語るのを拝みに映画館に行くんだろうな。
 恐いもの見たさ全開で(苦笑)。
 関口センセ、永瀬さんで合ってたと思うんだが今度は椎名さんらしい。椎名さんって真壁はもう西洋骨董の橘さんが三次元に現れたようなあの顔のイメージばっかりなんだが…どうなんだろう。
 『姑獲鳥の夏』と監督が変わってどうなることやら。
 あれは…うん。ちょっと痛いところもあったので変わってどうなるかに期待。

 期待……。
 期待かぁ……。
  

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2007/01/22 (Mon) 00:07:17
 真壁はあんまりせっせとイベントに足を運ぶ人じゃあないので原稿中といったらアンソロ執筆中とほとんど同義なんですがサイトにupするためであろうと体裁を整えてupされる前の小説はやはり原稿と呼んでも問題ないシロモノだと思うので小説書き終わったと脱稿したは同義でいいと思っていたりします。
 前置き長いですね今晩和(^^;)

 そんなこんなで昨日の日記のタイトルで京榎小説脱稿→up→サーチやらリングやら登録→リングのナビバ設置を終えました。いやぁ頑張った頑張った。
 まだ登録したいところあるのですが今日はもう目が疲れたからいいやー……。
 後でやろう後で。
 しかしおかげで結局何も片付いておりません。
 アナログメールの類をいただいた方へのお返事とか溜まってます…スミマセン(悠実さん&久保ママさんちゃんと郵便物は受け取ってます(汗))。


 本日upした京榎小説は、ぶっちゃけ真壁が京榎だと言い張っているだけと言うかどちらかと言うとこれは京榎に分類されるのではなかろうかと言うか自分でも分類できないので、特に榎京的要素が見当たらないように思えるため京榎という分類にしてしまったという――ものすごく曖昧なラインの話です。
 現在Web拍手のお礼画面に待機しているSSの榎京ver【誓約の欠片】の対になる話です。榎木津さんの出征ものですからね。
 こっちを読んだ後でもう一度【誓約の欠片】を読むと話が繋がると思います。
 でも『邪魅の雫』のネタバレをちょっち含んでいるのでネタバレ嫌いな方は避けて下さいませ。

 で、タイトル。
 今回の悪戯は判りやすいと思います。口に出して読めばすぐわかります。英文は早口に読むのがコツです。

 またあいましょう
 Matter I must show.

 そんだけです。
 やってみたかっただけです。
 森さんのセンスが欲しいと思います。


 ところで本日超・久し振りに自分の好みに合うテイストの小説サイトを発見しました。ちょっと感動。
 読み込んでます。
 そんなこんなで思考回路がすっかり京極ですが、急ぎ書きたいものを一通り書いたので明日からまたみにみのの原稿執筆に戻りたいと思います。『絡新婦の理』の誘惑に負けないように頑張るかー。

 しっかし『絡新婦の理』は厚いですね……。
 久し振りに『姑獲鳥の夏』を手に取ったら、あれが薄く見えるんだから感覚が狂う。
 背幅は2cm未満が文庫の読みやすさとしては理想だよね(--;)
 まぁ、まだ片手で持てるからいいんだけどそのうち京極文庫の読みすぎで腱鞘炎が悪化しそうな予感がして笑えない。
  

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2007/01/21 (Sun) 03:11:41
 次の榎京新作のタイトルです。
 つい先日、京極同人では原作に倣って【××の×】型のタイトルを原則とする予定だとか何とかこぼした気がしますがこれは例外ということにしておいて下さい。
 原則には必ず例外が付きまとうものなのだよ。
 そういうことにしておいて下さい。
 だって…つい閃いちゃったんですもの!!
 そんで一度やりたかったんだよ森博嗣テイスト!!
 しかもこのタイトルに一番合う内容のSSが榎京(京榎なのかなぁ…書き終わらんと解らんが多分榎京(微妙…))の榎木津さん出征話しか浮かばなかったんだ……。

 なので次の更新も榎京(もしかしたら京榎カモ)です。
 悪戯に気付いたら笑って下さい。
 一応ちゃんと意味を成す英文です。
 なので作中でちゃんと訳にも触れます。勿論日本語タイトルも絡めて書きますが。
 まぁ読んでのお楽しみということですね。
 因みにこれはWeb拍手のお礼画面に待機しているSS【誓約の欠片】の前編というか――過去へ向かった延長線上にある話です。
 出征話ですからね。  
 
 ところでタイトルの完成度という点では、森博嗣の『封印再度 WHO INSIDE』は史上最高だと思います。
 これを超えるタイトルは多分ない。
 このタイトルを見て小説読んだとき、森さんのセンスに脱帽しましたよほんと。理系ミステリという言葉は森さんの作品が生ませたらしいですがいやもう…ほんとすごいとしか言いようのない作家ですよこの人は。すごい。
 でも真壁が一番好きな森小説は『今はもうない SWITCH BACK』なんですけどね……。

 森さんの文庫も読み進められていない……。
 四季の文庫が出ちゃったので買ってしまいましたが真壁はまだVシリーズ読破できていないんだ(汗)
 読みたい本がたくさんある。
 京極堂のように一日中本に囲まれ本を読んで過ごしたい。ただ洩れなく説明のできない探偵とか鬱病の小説家とか、こけし顔の警官とか日本一暴走する刑事とか軽薄な探偵助手とか凡人代表な図面引きとかがついてくるんだろうけれどそれでもいい!!
 むしろ歓迎(笑)
 
 

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2007/01/20 (Sat) 00:51:37
 アンケートに早速御回答下さった皆さんありがとうございますvv
 真壁のサイトの訪問者様方は本好きなんですかね…今のところ企画の希望内容が全て再録本の通販なんですが……。
 まぁまだそんなに数も集まっていないのでこれからどうなるかはまだまだ解りませんが――ばらけないものですね案外。
 でも今回やるならプレゼントじゃないのですがよろしいのでしょうか(汗)。
 通販なので一応本代(制作費)と送料は頂戴するカタチになるのですけれど。

 再録本の通販に決まったら、今度は何を再録して欲しいかのアンケになりますねぇ。
 実はコレも興味があったり。
 通販するなら長編1種と短編集1種の通販にしたいですねぇ。
 短編は人気投票みたいなカタチで、それぞれの長さにもよりますが上位3~5話収録ってカタチになるかな。長編はどのタイトルかってだけですがシリーズものは長編に含まれますのであしからず。

 アンケは始まったばかりですからね。
 明日の土日でまた少し回答協力得られたらいいなぁと。
 集まらなかったらサミシイですが(苦笑)



 今日は先日の手術の抜糸をしてきまた。
 経過も良好で問題ないとのこと。病理検査も異常ナシだったので一安心。
 しかし実家から帰ってくる時にせっかく母上に作ってもらったお弁当類を一式ごっそり忘れるという失態をかましえらく厭味を言われました。帰宅したら怒りのFAXが届いており苦笑。そういう執念はまったく…大したものです(--;)
 わざわざ作ってもらったものを置いてった分は叱られたと思うんだが次帰ったらそのことを何かにつけて云われることが想定されるのでちと痛いです。

 来年度の人事異動が未だ不透明で落ち着きません。
 児玉校に配属されたままでいたいんだが…多分校舎事情の面でも指導教科の面でも真壁がいて問題ないと思うんだけど。
 どうなんだかなぁ。
 突然何部に飛ばされたりとかはないだろうが。
 あー…心配。

 お正月に年賀状をいただいた方に寒中見舞いを出したいところですが作っている時間がない←作れよ(汗)
 日曜日にやりたいです。やれたらいいな。ってかやれや自分。
 みたいな。
 みにみののお正月もまだ脱稿してないしねぇ←榎京書いてたから終わってない
 1月中にかけるだけ、を目標に少し本館力入れたいと思います。昨年ロクに更新してなかったような気もするし、そんな気がしている割には書いていたような気もするのですが――真葛は異様に更新していたと思う(笑)
 真葛サイト増えないかなぁ←マイナー好きにもほどがある

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2007/01/18 (Thu) 12:47:24
きょう瑠果は、ダイハツで自粛しないです。

がダイハツで再読しないです。

がきょう瑠果が東京まで猫も保護しなかった。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「瑠果」が書きました。

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2007/01/18 (Thu) 03:05:51
 昨日の草稿。
 今日出勤すめ前に加筆修正して、別館にupしてきました。携帯サイトにはまだupしていないのですがまぁそのうち。
 あと1作書いてupしたらサーチに登録できるんだなッ!!
 楽しみじゃないか。


 と、いう状態です。
 そんな真壁はマガジン立ち読みしてから出勤しました。アシュラ王目を覚ましちゃいましたよ大変だどうなるんだろう修羅場の予感。

 とある京極取扱サイト様の郷嶋さんがもうそれはえっらい好み(真壁のイメージにぴったり)でして、何度も読み返してはじたばたしてます。
 じたばたじたばた。
 もうすんっごく素敵なのですよ。『邪魅の雫』ネタの漫画も最っ高。
 漫画じゃなきゃ書けないネタだよなぁと字書きな自分が歯痒いです。
 郷嶋さんもそのうち書きたいなぁ。

 へたれてる男の人ってなんでこんなにココロをくすぐるんだろう。
 あぁもう京榎も榎京も、結局真壁の好みのシチュエーションを悉く想起させるような原作が堪らないです。
 
  

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2007/01/18 (Thu) 02:23:37
 本日めでたく本館が20万打突破に至りました。
 サイト始めた当初は夢のような数字だったのに…長いことやっているんだなぁと歳月を実感致しております。
 真壁の生産した小説やらイラストやらを愛でてくださる皆様のおかげです(>_<)

 20万打。
 キリの良い数字でもあるので何か企画でも――と考えているのですが。
 何か御希望がございましたら投票してやって下さいませ。日記のコメント機能やらコメントフォームやらでお寄せいただいてもOKですが一応TOPにアンケを用意いたしましたのでそちらを御利用いただければと思います。
 反応なかったら切ないなぁしかし(苦笑)
 

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2007/01/17 (Wed) 03:14:10
 つまりかきすて。
 書き捨てにはしませんけどね。ストックです。衝動に勝てないときの必殺技。
 Let'z 榎京。『鉄鼠の檻』終盤。明慧寺から仙石楼に戻ってきて。
 タイトルは原作に倣って【××の×】型にしたいのですがなかなか浮かばぬものですな。
 今回のはまぁ仮ですが苦しいかな。





 山の奥に結界まで作って築かれた小さな箱庭。
 その結界が破られたら――中にあった世界を壊したらどうなるのか――想定していなかったわけではないけれど。
 自分の未熟さを思い知らせるように。
 凍えた時に刻まれた執念を見せ付けるように。
 古寺は瞬く間に炎の熱に抱かれ、ずっと守られてきた結界の中で朽ちて消えた。

【温もりの誘惑】 

 悪路を炎に追い立てられるようにして戻ってきて、探偵は関口を彼の部屋に運び込むと雪に濡れた服を着替えるために自分の部屋に引き返した。
 そして、ふと、先に部屋に戻っているはずの拝み屋の気配が隣室に全くないことに気付く。
 道中一言も口を利かず、仙石楼に着いてからもなお無言のまま、この上なく不機嫌な凶相で黒衣の男は誰とも目を合わせずに二階の部屋へ早々に引っ込んだはずなのだが。
 誰よりも遅く眠りに就き誰よりも先に目を覚ます。まるで寝顔を見られることを避けるかのような彼が眠っているということはないだろう。しかしそれならば気配あってもよさそうなものである。
 気紛れと云えば気紛れだが、少し気に掛かっていたことも否定できない。
 廊下に出るとそこには冷たい空気が充満していた。
 事件の苦い後味と重苦しさが冷たさと混ざり合って建物全体を支配しているようで探偵の不快感を煽る。
 出て行った気配はしなかった。
 だから、恐らく中にいるのだろうけれど。
「――…這入るぞ」 
 二度だけ控えめにノックしてドアを開けた。
 暗い。
 月明かりも射さない部屋を埋め尽くす暗闇を、開かれたドアから入り込む廊下の明かりが二分する。
 気配はなかった。
 けれど、闇よりも濃い漆黒が窓辺に佇んでいるのが見えた。
 炎に包まれる寺。
 その中に消えた緋色の振袖を着た少女。
 暗い所為で、常人には見えないものがよく見える。
「いるなら明かりくらい点けろ。真っ暗じゃないか」 
 聞いているのかいないのか――それとも、聞こえていないのか。
 無反応な古書肆に構わず榎木津は無遠慮に部屋の中に這入り明かりを点けた。
 そこで初めて気付いたように古書肆は口を開く。
「何の用です?」
 振り返りもしない。
 しかし、構わず榎木津は歩み寄る。
「着替えもしないでずっとそこに立ってたのか? そんなことしてたら馬鹿だって風邪をひく」
「あんたには関係ないよ」
 雪に濡れたままの憑物落しの装束が寒々しい。
 近づくと、拝み屋の左手を伝う渇ききった緋色が目に付いた。
 床に、一滴の血痕が染みを作っている。
「怒っているのか?」
「何をだい」
「尋いてるのは僕だ」
「質問の意味が解らなきゃ答えようがないよ」
「煙に巻いて誤魔化すつもりか?」
「誤魔化されてくれるんですか?」
 期待していない。
 口振りが言外にそう語っていた。
 痛々しいと言うのとは違う。
 自分が感じているものは、背徳さに少し似ている気がする。
「僕は謝らないぞ」
「知ってるよ」
 返ってくる言葉はどれもどこか虚ろだった。
 機械的に選ばれて音になっている。それだけの――魂のない言の葉。
「――…結局」
 暫くの沈黙の後、独り言のように陰陽師は呟いた。
「結局、僕はまた殺めることでしか幕引きができなかった」
 そうして、彼は吐露しようとしない自分の感情をその手の中に握り締める。
「まったく、何でこう僕の周りは馬鹿ばっかりなんだ」
 毒づきながら探偵は手を伸ばして無理矢理止めた。
 冷たい。
 指先まで冷え切っている。
 これでは感覚もほとんどないのではないだろうか。もしかしたら自分が現れる前にも同じようにして手のひらに傷を作っていたことにも気付いていないのかもしれない。
 その手を引いて無理矢理自分の方を振り返らせる。
 古書肆は俯いたまま、目を、合わせようともしない。
 構わずにそのままもう片方の腕を伸ばし、頭を抱えるようにして強引に自分の肩口に埋めさせた。
「馬鹿だ馬鹿。大馬鹿だ」
 探偵の言葉は容赦がない。
 けれど、不思議と冷たいとは感じなかった。
「呆れるほど手がかかるじゃないか」
 憮然として口にされた言葉の割に仕草は優しい。
 冷えきった体に染み入る体温は卑怯なくらいだ。
 喉を焼くものを堪えるように中禅寺は沈黙を選ぶ。温もりの誘惑に負けそうな自分を無理矢理抑え込む。
 けれどそんな中禅寺を宥めるように榎木津は彼の頭を少し乱暴に二回叩いた。
「子供じゃあないよ」
 苦笑混じりの声が少し掠れている。
「泣きたいなら泣けばいい。少しくらいなら付き合ってやらないこともない」
「遠慮するよ。そんな高い貸しは作りたくないからね」
 でも――…。
 言葉を濁す。
 一瞬躊躇って、けれど衝動には勝てなくて。温もりの誘惑に抗えなくて。
 背中に手を回す。
 縋るように、抱き付く。
 体温はまるで全てを許すように優しい。あまりにも甘美な幻想を見せる。
 意外な反応に目を見開いた榎木津の顔は中禅寺には見えない。
「少しの、間だけでいい」
 今は、縋るものが欲しい。
 自分の内側を立て直す間だけ、こうして――支えていてくれる存在が。
「不器用過ぎなんだ、お前は」
 それを許すように、自分の肩に埋められたままの中禅寺の頭に頬を寄せた。
「頑なにもほどがあるぞ」 
「あんたほどじゃないよ」
 飾らない言葉に結局暴かれる。
 偽りのない体温が癒す。
 温もりの誘惑に手を引かれるまま、あともう少しだけこのまま夜をやり過ごしてしまおうと目を閉じた。


――THE END――


★アトガキと言う名の詫状★

 あ…あれ?! 仮脱稿しちゃった……。
 本館の小説を書いている途中で衝動に任せて書きたいところだけ書き逃げする予定だったのがつい夢中になって最後まで書いてしまった。
『鉄鼠の檻』もなかなか美味しいですね。
 ウチのは榎京と言うよりはむしろ榎木津→←京極なカンジの、プラトニックなようなメンタルなような――要するにキス止まりでさえもないようなBL風味の関係な二人が基本です。
 でも一線を超える日はあると思いますよ。
 私的に『塗仏の宴 宴の始末』のなんですが。

 それはまたそのうち。
 一応仮脱稿なので草稿扱いです。サイト下ろしする際には、結構加筆修正されるんじゃないかと思われます。
 あー…それにしても楽しかったvv
 
  
  

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2007/01/16 (Tue) 02:41:25
 勢いと思い切りってやっぱり大切ですよね今晩和。
 そんなこんなで昨日はなんと本館用の新作小説を2本脱稿→更新致しました真壁です。
 やればできるんじゃなーい。
 ……みたいな。

 とにかく今は首の手術痕の保護に貼っておいた絆創膏で周辺の皮膚がえっらいかぶれちゃって痒い通り越してもう痛いの域に達してしまい――皮膚が赤くなっちゃって傷んでいる――散々だったりするのです。
 いーたーいー…。
 手術は麻酔が一番痛かったです。歯医者と同じなんだなぁ。
 あ゛ーもー…痛い。ひりひりと痛い。痒い方がマシだ。
 絆創膏貼れないので見た目えっらい物騒ですが包帯巻いてます。が、今度はその包帯が痒い。首はもともと感覚が鋭敏な部分なんですかね。痒いんですよ首動かすと。
 もうどうしろってのさと思ってます。
 あ゛ー…ほんとに散々だわ。
 
 ヨコシマな衝動に駆られたのかもしれないし。
 単に気が向いて集中力が傾けられたのかもしれないけれど。
 とにかく本館新作2本脱稿です。
 先日のチャットに御参加下さった方でお気が向かれました方はよろしければもらって帰ってやって下さいませ。ささやかなお礼でございます。あんな勢いでもなけりゃ多分京極同人の誘惑に負けてましたでしょうしねぇ(苦笑)。


 そうそう京極同人と言えば。
 行き着けサイト様で通販があって申し込んでおいた品が今日届きもう心躍らせています。
 表紙絵がまず素敵すぎて眺めてはうっとりし眺めては溜息を吐きと挙動不審な行動をとり続けている次第です。
 来年東京で京極作品オンリがあるようなのでこれは一般参加せねばと今から来年のことを考えてウカレています。
 来月はホリック&ツバサオンリもあるしこちらも楽しみで。
 本館だけ久保時オンリの企画がどこにも見当たらず旅行したいのにーと拗ねている次第。
 あぁでも今年はあんまりお金に余裕がないから近場がいいなぁ。聖地な横浜でオンリとかあったら最高なのに。


 現在本館は正月3作目、みにみので新年に突入してます。イノシシのうりちゃんとの出会いです。イノシシのうりちゃんは、真壁が新年早々に訪れたダイハツのお店のクジで当てたおもちゃのぬいぐるみがモデル。【隠すべきは芸ではなくて】の背景写真に使っているのがソレです。別館のTOPとテキストボタンにもなつています。
 ひもをひっぱると動くのですよ。
 みにみのの乗り物になる予定。
 調子がよければ多分明日脱稿できるはず。
 そしたら次は猫時と正月か。
 しっとりまったり新年を過ごせばいいねこの二人は。


 現在『絡新婦の理』を再読中です。
 本館の熱が冷めない程度に控えたいと思っています。
 自粛。
 自粛……。

 貸し借り云々の下りが好きだ(待て)
 

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2007/01/14 (Sun) 17:09:28

 時間の流れは一定のはずなのに、その瞬間は突然失速したかのように流れていった。
 その場にいた全員が、凍る。
 肉を刺す鈍い音が聞こえたような気がした。
 小さく、京極堂の呻く声が耳を打つ。
 男は、念を入れてもう一度ナイフを深々と漆黒の着流し越しに突き立てた。
 咳き込む声。
 口からこぼれる血の飛沫。
 誰も動けない。
 その男だけ、ナイフを残しこの場を去ろうと走り出す。
 黒い影が、ゆっくりと――殊更ゆっくりと、揺らぐ。
 脈が早くなるのを自覚すると、時間は反対に鈍鈍と溶け出した。
「きょー…ごく?」
 それは、滅多なことでは動じない探偵までその場に縛るに十分な演出。
 倒れる様を、抱き止めるとか支えるとかそういった正常な判断の一切をさせず傍観させた。
 床を、赤黒く血が染めていく。
 逃げ出した男の後を追ったのは探偵だった。
 それをきっかけにして、一番近くにいた木場が中禅寺を慌てて抱き起こす。
「おい! しっかりしろ!! 京極!!」
 頬を二度ほど手の甲で叩けば黒衣の陰陽師は意識を取り戻しゆっくりと目を開いた。
「――…め、ろ」
「何だ?」
「榎さんを、止めろ……」
「馬鹿! 人の心配してる場合じゃねぇだろうが」
「旦那…多分、あんたじゃなきゃ無理だ」
「大丈夫だ。あいつなら心配要らねぇ」
「そうじゃない」
「何だと?」
「そんな、ことじゃ…ない」
 切れ切れに紡がれる吐息混じりの言葉は別の何かを懸念していることを告げる。
「止めないと――多分」
 歯止めが利くような状態じゃない。
「加減は知ってるだろ」
「知ってるのと…できるか、どうかは――別だ」
「ったく、どいつもこいつも世話が焼ける。――おい」
 近くにいた刑事に中禅寺を預け、木場は幼馴染みの後を追いかけた。

to be continued......




 とりあえずこれだけ。
 この次は病院で目を覚ましたシーンから始まります。そして病院を抜け出す京極。何処ぞで膠着時様態になってる中に現れるといい。
 
 いつかどこかで出てくる展開の一部。衝動に任せて草稿を綴ってみる。
 草稿を垂れ流すために草稿カテゴリ作っちゃいました(笑)

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